LOH症候群の性機能に関わる症状

LOH症候群は加齢男性性腺機能低下症候群のことで、アンドロゲンという男性ホルモンが低下してしまうことにより起こります。
一般的にはこの男性ホルモンは加齢に伴ってゆっくりと低下していくものなのですが、40代後半から50代にかけて急に低下してしまうとLOH症候群になってしまうことが多いです。
原因はストレスや環境の変化ともいわれていますが、はっきりとしたものはわかっていません。
LOH症候群になると倦怠感や筋力の低下、火照りなど身体的な症状の他、イライラしたり神経質になってしまうなど精神的な変化も見られます。
また性機能に関わる症状としてEDや朝立ちの消失、性欲そのものがなくなるなどが見受けられます。
これらの症状は典型的なものですが、アンドロゲンが確実に低下しているのに症状が全く出ていない男性もいますので、根本的なことはまだわかっていないというのが現実です。

LOH症候群かどうかは午前10時頃までに採血してフリーテストステロンの濃度を測ることでわかります。
午前10時頃と時間が決まっているのはフリーテストステロンは時間によって変動してしまうためです。
治療は男性ホルモンで筋肉注射によるアンドロゲンの補充を行います。
注射を希望しない方やホルモン補充法の適応から外れる場合は漢方薬によって治療を行っていくこともあります。
この漢方薬は精巣機能をサポートするものを用います。
治療期間の目安は6か月です。
3週間ごとに3回注射をして効果が見られた場合に6か月間の治療継続を行います。
そしてそこでいったん治療は終了しますが、もしそれによって悪化することがあれば再び治療を再開することもあります。
ただ多くの方はこの6か月間の治療でそこから離脱することが可能です。